月商30万の壁を越えた日

月商30万の壁

たった1人の“理想の人”が、私の働き方を変えてくれた

月商30万で止まっていた頃の私

月商30万。
そう聞くと「なんとかやれてる」と思うかもしれませんが、私にとってはそれすら“安定していた月”の話。
現実は、15万、20万…そんな月が当たり前で、気を抜けばすぐに10万円台に落ち込む日々でした。

 

この頃の私は、ホットペッパーも使っておらず、
地域のフリーペーパーに広告を出したり、アメブロで毎日記事を書いたりして、なんとか集客を続けていました。
でも、来月の売上はどうなるのか全く読めない。
「来月も、その次もこのまま売上が半分だったらどうしよう」
そう考えるだけで、胸がギュッと締めつけられるような不安がありました。

 

何をすればいいのかもわからない。
誰かに相談できる相手もいない。
気づけば、“頑張っているのに結果が出ない自分”に、自信まで失いかけていました。

誰に来てほしいかなんて、考えたことすらなかった

集客がうまくいかない原因が何なのか、当時の私はまったくわかっていませんでした。

 

来てくれるお客様に合わせて、投稿を変えてみたり、
人気の出そうなメニューを次々に導入したり。
まつげ、眉毛、フェイシャル、よもぎ蒸し、ネイル、ボディペイント…。
気がつけば、メニュー表はどんどん増えていきました。

 

今にして思えば、フリーペーパーの広告もアメブロの記事も、
とにかく“来てくれそうな人”に向けて、広く・浅く・ぼんやりと書いていたんです。

 

でも、そんな状態でうまくいくはずがありませんでした。

  • 一度来てくれても、リピートにはつながらない
  • 紹介や口コミもほとんどない
  • 「なぜうちを選んだのか」と聞いても「なんとなく」
  • 来るお客様のニーズがバラバラで、毎日疲弊していた

 

それでも私は、
「もっと上手くなればきっと選ばれる」と信じていました。

 

技術を磨けば結果は出る。そう信じていたから、動線や発信の設計には目も向けていませんでした。
でも今思えば、それはただの“空回り”だったんです。

 

私は、頑張る場所を間違えていました。

ペルソナを決めて、すべてが変わった

あるとき、「ペルソナ設定」という考え方に出会いました。
正直、最初は抵抗がありました。
「そんなに絞ってしまったら、お客様が減るんじゃないか」
そう思っていたからです。

でも私は、空想の理想像ではなく、**実際に来てくれた“理想の1人”**をペルソナに据えることにしました。

 

そのお客様は、独身で経済的にも自立していて、
見た目や時間の使い方に対してしっかりと投資ができる人。
予約や連絡もスムーズで、ドタキャンもなく、こちらがストレスを感じることが一切なかった。

 

「こんな人ばかりだったら、私はもっと幸せに働けるのに」
そう思ったのが始まりでした。

 

私は、「またあの人みたいなお客様に来てほしい」と思えた“実在の1人”を軸に、
発信、言葉選び、接客スタイル、価格の設計まですべてを見直しました。

 

すると少しずつ変化が起きていきました。


投稿やブログに共感してくれるお客様が増え、
価格を上げても納得して通ってくれる方ばかりに。
ドタキャンや施術トラブルもほとんどなくなりました。

 

ペルソナを決めたことで、私はようやく、
自分がどう働きたいかを基準にしたサロン経営ができるようになったのです。

誰のために働くのか。それが、すべての始まりだった

あの頃の私は、
「こんなに頑張ってるのに、なぜ予約は入らないの?」と毎日悩んでいました。

 

でも今なら、その理由がはっきりとわかります。
“誰のために”が決まっていなかったから。

 

発信もサービスも、すべてが“とりあえず”になっていたからこそ、
頑張っても頑張っても結果が出なかった。

 

私は、「またあの人みたいなお客様に来てほしい」と思えた“理想の1人”を軸にしてから、
働き方にも発信にも、迷いがなくなりました。

 

今もしあなたが――
「毎日頑張ってるのに、なぜかうまくいかない」
「発信しているのに、なぜか響かない」
「働き方にずっとモヤモヤしてる」

そんな気持ちを抱えているなら、
少しだけ立ち止まって考えてみてください。

 

あなたは、誰のために働きたいですか?

そして、その人はどんな人ですか?

 

理想の“たった1人”を見つけることが、
きっとあなたのすべてを変えるはずです。

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