「選ばれない」って、こんなにも苦しいんだと思った
開業して間もない頃、
予約が入ったと思ったら、すぐキャンセル。
「また空いてしまった…」
そんなことの繰り返しでした。
お客様は来てくれるけど、リピートはない。
価格や立地、タイミングで選ばれて、
同じような理由ですぐに離れていく。
「うちは、どこでもいい中の“1つ”でしかないんだ…」
そう思ったとき、
ものすごく悔しくて、情けなくて、
でも何を変えたらいいのか分からなくて、苦しかった。
“比べられるサロン”から抜け出すために、私がやったこと
このままではダメだと思って、私は行動を変えました。
✔ ① ペルソナに合わせた発信に切り替えた
それまでの私は、「誰でも来てください」状態。
でも、誰でもOKは“誰の心にも刺さらない”。
だから私は、「こんな人に来てほしい」という理想のお客様像を決めて、
その人の悩みや言葉に寄り添う発信に変えていきました。
✔ ② 技術の“価値”を伝える工夫をした
単に「まつげがつきます」ではなく、
・地まつげの健康を守る設計
・“すっぴん”でも自信が持てるデザイン
・まつげが浮かない、顔に馴染む自然な仕上がり
など、「なぜこの技術が必要なのか?」を丁寧に言葉で伝えるようにしました。
✔ ③ 接客やフォローで“関係性”を築いた
一人ひとりの話を丁寧に聞く。
提案は押しつけない。
LINEでのアフター対応や、次回予約時の一言も丁寧に。
こうした“小さな積み重ね”が、
「この人、ちゃんと私のこと見てくれてる」と感じてもらえるきっかけになりました。
気づいたら、お客様がこう言ってくれるようになった
「〇〇さん(私)じゃないとダメなんです」
「どこでもいいんじゃなくて、ここじゃなきゃイヤで」
はじめてそう言われたとき、
涙が出るほど嬉しかったのを覚えています。
「安いから」じゃない。
「近いから」じゃない。
「タイミングが合ったから」じゃない。
私自身が“選ばれた”という実感。
それが、サロン経営において何よりも自信をくれた。
“選ばれるサロン”になると、すべてがラクになる
・価格で悩まれない
・集客が「毎月ゼロスタート」じゃなくなる
・お客様が自ら「また来たい」と言ってくれる
・予約が埋まっても、心に余白がある
私はこの状態を作れたことで、
「売るために頑張る」のではなく、
「必要とされるから自然に売れる」流れになりました。
“あなただからお願いしたい”と言われるサロンへ
いま、誰かと比べて落ち込んでいたり、
選ばれない苦しさを感じているなら——
まずは、自分の魅力や想いを、
“ちゃんと伝わる言葉”に変えるところから始めてみてください。
サロンが選ばれるかどうかは、
技術や価格だけじゃなく「この人にお願いしたい」と思わせる“設計”で決まります。
誰でもできることじゃなく、
あなただからできることを、
しっかり伝えていきましょう。
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