“選ばれる人”は、技術よりも「信頼関係」をつくっていた

脱・売れないサロン思考

上手な人が、必ず選ばれるわけじゃない

私自身、美容の世界に入った頃はずっとこう思っていました。
「もっと上手くなれば、きっと選ばれるはず」って。

でも実際には——
どれだけ技術があっても、発信を頑張っても、
なぜかリピートされない。思ったように選ばれない。

逆に、技術が飛び抜けているわけじゃないのに、
お客様から「またお願いしたい」と言われ続けている人もいる。

その違いはどこにあるのか?
色々な経験を通じて気づいたのは、
「信頼関係」があるかどうかでした。

サロンは「技術」よりも「人」で選ばれる世界

美容業は、サービス業でもあり、人間関係の仕事でもあります。

お客様にとって、サロン選びは技術だけで判断するものじゃなくて、
「この人なら安心できる」
「ここに任せたい」
そんな気持ちで選ばれていることのほうが多い。

つまり、選ばれるかどうかは——
**“関係性を育てられているか”**が大きく関わっているんです。

信頼関係は、来店前・施術中・来店後の3つで育つ

信頼される人」は、特別なことをしているわけではありません。
でも、どのタイミングでもお客様とちゃんと向き合っているんです。


✔ 来店前

SNSやブログなどで、想いや世界観を発信している
→ 初めての人でも「なんかこの人、いいかも」と思える土台を作っている


✔ 施術中

お客様の気持ちを受け取るカウンセリング
押しつけではない、寄り添いのある提案や言葉がけ
→ 自分を大切にしてくれている、と感じてもらえる時間


✔ 来店後

手書きのハガキやちょっとしたLINEの一言で、
「あなたのことを忘れてませんよ」と伝えている
→ その小さな一言が、また来たい気持ちをつなぎとめる


すごい技術じゃなくてもいい。
完璧な接客じゃなくてもいい。

でも、**「ちゃんと見てくれてる」「信じていい人だ」**と思ってもらえることが、
何よりの安心感になり、次の来店につながっていくんです。

信頼される人は、“この人は裏切らなそう”と思わせている

私がこれまでに出会ってきた“選ばれ続ける人”には共通点がありました。

それは——
✔ 言ってることとやってることが一貫している
✔ 誰に対してもブレずに誠実
✔ 自分の大切にしている価値観を持っている

つまり、お客様から見て、**“この人は裏切らなそう”**と感じられる人。

どんなに上手くても、表面だけを取り繕っている人は見抜かれます。
でも、たとえ不器用でも“ちゃんと向き合ってる人”は選ばれる。

選ばれるサロンは、商品じゃなく「人」で選ばれている

「集客がうまくいかない」
「リピートにつながらない」
そんなときにまず見直してほしいのは、発信や価格よりも——
お客様との関係性です。

サロンを選ぶとき、お客様が選んでいるのは「まつげ」じゃない。
「誰にお願いするか」という安心感なんです。

だからこそ、信頼関係を育てること。
それが、売れる仕組みの一番根っこにあると私は思います。

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