「また来たい」と思ってもらうために、私が最初に変えた接客

脱・売れないサロン思考

技術に自信があるのに、なぜかリピートされない…

開業当初の私は、
「一人ひとり丁寧に施術していれば、きっとまた来てくれる」
そう思っていました。

実際、技術にはこだわっていたし、手を抜いたこともありません。
仕上がりを喜んでくれるお客様も多かった。

でも、数週間後。
ふと予約表を見ても、あのときの新規のお客様の名前はない。

「また来たい」と言ってくれたのに。
笑顔で帰ってくれたのに。
なぜ…?

そんなことが続くうちに、私は気づきました。

リピートされる接客には“設計”が必要だった

当時の私は、施術には自信があっても、
「また来たい」と思わせるための“伝え方”をしていませんでした。

「今日はありがとうございました〜またよかったら来てくださいね〜」
そんな言葉でお見送りしていたけれど、
それって、お客様にとっては「行っても行かなくてもいい場所」だったかもしれない。

あるとき、学びの中で聞いた言葉にハッとしました。
**『また来てくださいね』ではなく、”次はいつ来るか”を伝えることが大切』**と。

それから私は、伝え方を変えました。

最初に変えたのは、“言葉”と“お見送りの姿勢”

「次回は〇週間後がベストです」
「まつげの状態的に、×日〜△日あたりのご来店が一番きれいに保てますよ」
「このデザインを維持したいなら、●週以内が安心です」

それまでの私は、お客様に“選択を丸投げ”していたんです。
でも、プロとしての立場から“理由を持って提案”するようになっただけで、
「じゃあ、そのくらいでまた来ますね」と言ってもらえることが増えていきました。

それに、お見送りのときも、
「いつか」じゃなく「次回」を前提とした接客に変えたことで、
お客様の中に“また来る流れ”が自然に生まれていたんだと思います。

リピートされるサロンは、偶然じゃない

「感じが良ければ、また来てくれる」
「技術があれば、リピートされる」

そう思っていた私は、どこかで“お客様任せ”にしていました。

でも今ならわかります。

「また来たい」と思わせる接客は、気遣いじゃなく設計だった。
お客様にとって、次回来店の“必要性”や“理由”があって、
それがきちんと伝わっているからこそ、再来店につながるんです。

また来たいサロンは、“仕組み”でつくられている

たくさんの新規集客をしなくても、売上が安定するサロンには共通点があります。
それは「また来たくなる仕組み」が、きちんと設計されていること。

・次回来店の提案
・お客様に合わせた周期の説明
・来る理由の明確化

これは営業でも押し売りでもなく、
“プロとしての提案”であり、“安心して通うための後押し”でもあります。

丁寧に接客しているのにリピートされないと感じている方こそ、
まず最初に、「伝え方」を変えてみてください。

それだけで、結果は大きく変わっていきます。

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