「誰でもいいから来てほしい」が、私をボロボロにした理由

マインドセット

「お客様が来てくれるだけでありがたい」

そう思って、誰でも受け入れていた頃の私。

でも気づけば、毎日がストレスだらけでした。

ドタキャン、無断キャンセル、遅刻、値切り交渉…

「サロンを続けたいのに、このままじゃ心が持たない」

そんな限界を感じていました。


理想じゃないお客様を受け入れ続けた日々

当時の私は、「来てくれるお客様は全員大切」と思っていました。

だから、

  • 直前のキャンセルでも笑顔で「大丈夫ですよ」
  • 遅刻してきても「気にしないでください」
  • 値切られても「じゃあ少しだけ…」

でも、そうやって”いい人”でいようとすればするほど、私の心は疲弊していきました。

【実際にあったストレス】

✓ 無断キャンセルで予定が空白に
✓ 15分遅刻が当たり前のお客様
✓ 施術中の距離感が近すぎて疲れる
✓ 「もう少し安くならない?」と値切られる
✓ 技術や対応を軽く扱われる、なめられる
✓ カウンセリングで悩み相談が延々と続く
✓ 1回来て終わり、リピートされない

ある日、予約表を見ながら思いました。

「明日、この人が来るの…正直、憂鬱だな」

お客様のことを”憂鬱”だと感じる自分に、ものすごく罪悪感がありました。

でも同時に気づいたんです。

**「私、このままじゃ続けられない」**って。


「誰でもいい」が、私を苦しめていた

売上が不安定だった私は、「来てくれるだけでありがたい」と思っていました。

だから、誰でも受け入れていた。

でも、それって実は──

**”私自身を大切にしていない”**ということだったんです。

私は、お客様に合わせすぎて、自分の働き方や価値を犠牲にしていました。

毎日、こんなことを考えていました。

「なんで私ばっかりこんな目に…」
「なんでこんなに疲れるんだろう」
「サロンをやるって、こんなにしんどいものなの?」

技術を磨いても、一生懸命接客しても、なぜか報われない。

ある時、ふと思ったんです。

「私、誰のために働いてるんだっけ?」

そこで私は、ある決断をしました。

「理想のお客様”だけ”に来てもらおう」


私がやったこと:理想のペルソナを決めた

私は、過去に来てくれたお客様の中で、

「またこの人みたいなお客様に来てほしい」

と心から思えた”理想の1人”を思い浮かべました。

その人は──

✓ 時間を守る
✓ 予約変更もきちんと連絡してくれる
✓ 価格に納得して通ってくれる
✓ 技術や対応を尊重してくれる
✓ 適度な距離感を保ってくれる
✓ リピートして通い続けてくれる

「こんな人ばかりだったら、私はもっと楽しく働けるのに」

そう思った瞬間、私の中で何かが変わりました。

そして、その人”だけ”に向けた発信、その人”だけ”が心地よい空間づくり、その人”だけ”が納得する価格設定に変えました。

具体的には──

【発信を変えた】
「誰でもウェルカム」ではなく、「こういう方に来てほしい」というメッセージを明確にしました。

【価格を変えた】
安さで選ばれるのではなく、価値で選ばれる価格に設定しました。

【ルールを明確にした】
キャンセルポリシーや遅刻への対応を、しっかりと伝えるようにしました。

最初は不安でした。

「こんなに絞ったら、お客様が来なくなるんじゃないか」

でも、結果は真逆でした。


ストレスが激減、理想のお客様だけが来るようになった

ペルソナを決めてから、少しずつお客様の質が変わっていきました。

  • ドタキャンや無断キャンセルがほぼゼロに
  • 時間を守って来てくれる
  • 価格に納得して通ってくれる
  • 適度な距離感で心地よい関係
  • リピート率が劇的に上がった

そして何より──

「明日、この人が来る!楽しみ!」

そう思えるお客様ばかりになりました。

予約表を見るたびに、心が軽くなる。

施術中の会話も楽しい。

お客様が帰った後も、心地よい疲れだけが残る。

この感覚を知ったとき、私は「あぁ、これが本来のサロン経営だったんだ」と気づきました。

以前は、売上のために”我慢”していました。

でも今は、働くことが”喜び”に変わりました。


「お客様を選ぶ」ことは、悪いことじゃない

ペルソナを決めることに、罪悪感を感じる人もいるかもしれません。

「お客様を選ぶなんて、失礼なんじゃないか」
「誰でも受け入れるのが、プロなんじゃないか」

私もそう思っていました。

でも、違ったんです。

理想のお客様を決めることは、お客様を”選ぶ”ことではなく、自分自身を”大切にする”ことなんです。

自分を大切にできないサロンは、長く続きません。

心が疲弊したままでは、いい接客もできません。

私が元気で、心に余裕があるからこそ、お客様に本当の価値を提供できる。

それに気づいてから、私は自分の働き方を守ることを、何よりも大切にするようになりました。


あなたは今、誰のために働いていますか?

もしあなたが今、

  • 毎日のお客様対応にストレスを感じている
  • 「明日、この人が来るの憂鬱だな」と思うことがある
  • 売上のために、理想じゃないお客様も受け入れている

そんな状態なら、少しだけ立ち止まって考えてみてください。

「あなたは本当は、どんなお客様に来てほしいですか?」

「どんな働き方をしたいですか?」

その答えが見えたら、それがあなたのペルソナです。

理想のお客様を決めることは、あなた自身を守ることであり、サロンを長く続けるための”土台”なんです。

私は、ペルソナを決めたことで、サロン経営が180度変わりました。

あなたも、きっと変われます。


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次回予告:
「理想のペルソナを決めたら、発信は何を変えればいいの?」
具体的な発信の変え方について、次回お話しします。

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