はじめに
「どうすればお客様が次回も来てくれるのか?」
これはサロン経営で永遠のテーマです。
多くのサロンオーナーが「仕上がりが良ければリピートしてもらえる」と考えます。
確かに技術は大切ですが、それだけではリピートは安定しません。
実は、お客様が「また来たい」と思うのは “仕上がりの瞬間”だけではなく、来店前から施術後までの複数の心理タイミング で決まっています。
その瞬間ごとに、安心・信頼・期待を与える工夫をすることでリピート率は確実に上がります。
💡 “また来たい”が生まれる3つの心理タイミング
① 来店前の安心感
お客様は初めて行くサロンに対して、必ず「不安」を抱えています。
- ちゃんと予約できているかな?
- 場所は分かりやすい?
- どんな人が担当してくれるの?
- 自分の悩みに対応してもらえる?
この“不安”を取り除けた時点で、もう「また来てもいいな」と思ってもらえる土台ができます。
🔹 実践ポイント
- 予約完了メールや「当日の流れ」「持ち物」「アクセスMAP」を明記
- 初回来店前に「はじめましてメッセージ」を送る
- SNSで施術例やお客様の声を見せておく(信頼の事前構築)
💬 例文
「当日は駅から徒歩3分、××通り沿いの白い建物です。迷ったらすぐにご連絡くださいね😊」
これだけで「ここはちゃんとしてる」と思われます。
② 施術中の信頼感
来店して席に座った瞬間、お客様は「この人に任せて大丈夫かな?」と無意識に判断します。
ここで信頼を得られると「また来たい」に繋がります。
🔹 実践ポイント
- カウンセリング
- 悩みを否定せず、共感から入る
- 「◯◯でお困りなんですね。多くのお客様も同じことで悩まれていますよ」
- 声かけのバランス
- 緊張している方には安心感を与える軽い声かけ
- 静かに過ごしたい方には余計な会話を控える
- 清潔感・環境
- 枕・毛布・器具の清潔さ
- BGMや香りも含めた空間づくり
💬 例文
「まつげの状態を見ても、◯週間くらいがベスト周期ですね。無理に早く来なくても大丈夫ですし、このペースで通えば常に綺麗を保てますよ」
→ 信頼+安心=リピート意欲UP。
③ 施術後の余韻とアフターフォロー
一番強烈に「また来たい」と思う瞬間は、施術後に鏡を見た時の感動。
でも感動はすぐに薄れてしまうため、未来につなげる仕掛けが必要です。
🔹 実践ポイント
- 未来提案型の声かけ
- 「今日の仕上がりをキープできるのは◯週間後くらいです」
- 「このデザインなら次回◯日頃にするとさらに良いですよ」
- 次回予約への自然な誘導
- 選択肢提示:「◯日と◯日なら空きがありますが、ご都合いかがですか?」
- メリット提示:「今のうちに枠を確保しておくと安心ですよ」
- アフターフォロー
- LINEでアフターケア方法を送る
- ホームケア商品の提案(お客様の満足感を長持ちさせる)
💬 例文
「次回は◯月上旬がおすすめです。もしご予定が分かれば、今のうちにお席を確保しておきましょうか?」
📖 私の体験談
私は昔、「仕上がりが良ければ勝手にリピートしてもらえる」と思っていました。
でも実際は、一度きりで終わるお客様も多く、リピート率は安定しませんでした。
ある時、お客様に「次はどのくらいで来ればいいですか?」と逆に聞かれたんです。
その瞬間、「プロとして導くのは私の役目なんだ」と気づきました。
そこから来店前のフォロー、施術中の安心感、施術後の未来提案を意識するように変えました。
結果、お客様から「次もお願いします」と自然に言っていただけるようになり、売上の波もなくなりました。
✅ まとめ
- “また来たい”は 来店前・施術中・施術後 の3つのタイミングで決まる
- 来店前:不安を取り除き、安心感を与える
- 施術中:共感と信頼を築く
- 施術後:感動を未来に繋げ、アフターフォローで継続させる
- 技術だけでなく心理を意識した接客こそ、リピート率を高める最大のポイント
🔔 次回予告
次回は、仕組み化の入り口として
「SNS発信が集客につながる人と、つながらない人の違い」 を解説します。
ただ投稿しているだけでは予約につながらない理由、そして“予約に変わる投稿”の共通点を、具体例を交えてお伝えします。
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