「目標はあるのに、ずっと不安だった」
昔の私は、「目標はちゃんとある」と思っていました。
月商100万円いきたい。安定してお客様に来てもらいたい。
自分なりに、そう決めてがんばっていたつもりだったんです。
でも、なぜかいつも心の中にモヤモヤがありました。
「今月、あとどれくらい頑張ればいいの?」
「このままで目標に届くの?それとも足りないの?」
そんなことばかりが頭をぐるぐるして、
売上があっても安心できなかった。
小さな目標を積み重ねてたけど、「本当のゴール」が見えてなかった
目標を立てること自体はしていたけれど、
それは“最終ゴールに向かっての計画”というよりも、
「これやれば近づけるかも」
「ここをまずはやってみよう」
そんな“その場しのぎの小さな目標”を並べていただけでした。
だから、がんばってもがんばっても、
「足りてるのか、足りてないのか」が自分でわからなかった。
数字がわからないと、いつまでも焦る
売上も予約も、決してゼロじゃないのに、
なぜかいつも「もっとやらなきゃ」「まだ足りない」と思ってしまう。
その理由はシンプルで、
「どこまで行けばOKか」が見えてなかったから。
目標までの距離も、今いる場所も、把握できていない。
地図もメーターもないまま走っている感じ。
数字のことが苦手だった私は、
売上・単価・客数・回数…そんなものを全部“感覚”で見ていたから、
どれだけ進んでも不安が消えなかったんです。
数字で“逆算”できるようになって、ようやく安心できた
あるとき、単価 × 客数 × 来店頻度という超シンプルな計算を使って
「この働き方なら、このくらいの売上になる」
「ここを変えたら、未来の数字はこう変わる」
と考えられるようになりました。
すると、世界が一気にクリアになった。
✔ 今月あと○名でOK
✔ だから広告をあと○日だけがんばろう
✔ ここまでいったら、今週はもう休んでも大丈夫
そんなふうに、“納得して進める働き方”ができるようになったんです。
“逆算”は、売上のためじゃなく「安心して働くため」の地図だった
“逆算”って、ずっと「売上を上げるための計算方法」だと思っていました。
でも実際にやってみて気づいたのは——
これは、自分を不安から守るための「道しるべ」であり、
心に余白をつくるための「地図」だったということ。
感覚だけで動いてた頃は、
どれだけ予約が埋まっても、「本当にこれでいいのかな?」って不安だった。
でも今は、「あと少しで達成」「ここで一区切り」って、
自分のがんばりを“認められる仕組み”があるから、ちゃんと安心できる。
「ただがむしゃらに働く」から
→ 「満たされた気持ちで働く」へ。
その転機になったのが、
私にとって“数字を見て考える”という小さな一歩でした。
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